まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水・「umami」を責任を持って伝えます。
僕はもうすぐ昆布屋になって50年が経ちますが、この間に昆布業界に吹き込んだ新しい風が3つあります!
➀ サハリン昆布輸入運動
ついにサハリン州・州都ユージノサハリンスク空港売店で、販売されるようになったサハリン昆布!
② 平成こんぶ塾 開講
開塾基調講演・伝承料理研究家「奥村彪夫」先生
③ 昆布水「昆布革命」の発明!
浪速の写楽・「成瀬国晴」画伯渾身のデザイン
この3つの昆布関連の運動は日常的に昆布が食べだして400年の間、どれ一人と試みたことがないことでした。
素晴らしいことは生産地・流通業者・消費地なによりも消費者の方に支持していただいていることだと思っています!
今回のブログで簡単にそれぞれを説明しますね!
➀ サハリン昆布輸入運動
きっかけは1884年・僕がまだ30代半ばの頃に北海道の昆布が減産になり始めて、価格も毎年のように上昇し「若い人たちの昆布離れ」という言葉が業界内で囁かれるようになってきたときです。大阪の昆布屋さんの長老に聞くと戦前は旧樺太現在の「サハリン」より上質の昆布が大量に日本に輸入されていたそうです。
平成こんぶ塾・塾長も務められた日本一の老舗昆布屋「小倉屋」故・池上勇さんと通訳の白石基さん
第一回サハリン昆布視察団長・上山敏郎会長(健在で僕の昆布大師匠です!)
北海道をはじめとする全国のサハリン昆布視察団!乾物の名門「萬藤」の故・蔀一義さんもご一緒でした。
ソ連からロシアに国の名前が変わったころから少しづつですが輸入再開されています。まだまだ可能性の残っている天然昆布です!
② 平成こんぶ塾 開講
戦後初上演された狂言「こぶ売り」茂山七五三さんが演者です!
戦友・故・平岩大典さんは命がけで一緒に冷たいサハリンの海を潜水してくれました。
想い半ばで病に倒れた故・前野義信さん ほぼ毎朝5~6時ごろに電話で昆布の未来について話し合いました。最後に語ってくれたアノ言葉・アノ約束守りますよ!
③ 昆布水「昆布革命」の発明!
先に逝った人達が今を生きている昆布屋に教えてくれた「平成の出し昆布」の使い方!!
平成の次の時代に昆布素晴らしさを引き継いでくれる「栄養士・調理師」のたのもしい卵たち!!
「サハリン昆布」と「平成こんぶ塾」については、素晴らしい仲間たちが文章としてと資料としての記録をまとめつつあります。
「日本昆布大観」「昆布」「こぶ売りでござる」に続く「サハリン昆布物語」・「平成こんぶ塾物語」任せました!!
僕は「昆布水」「名残り昆布」一筋で生きていきます!!