昆布革命ブログ

2018年の昆布!!

まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水・「umami」を責任を持って伝えます。

昆布の生産時期は毎年7月より10月の天気の良い日に収穫されます。

ほとんどの昆布産地でベテランの判断で、天候や波の高さを変えて昆布漁に出るかどうかを判断します。

昆布漁は明治時代に本格的に始まってから、現在までとは基本はほとんど変わっていません。

もちろん少し機械化が進み、乾燥機が導入されましたが、昆布漁師さんの働き方と関考え方は昔のままに近いです。

昆布生産者の皆さんは、ほとんどが個人事業主で漁漁組合での一貫した共同作業はどこも行われていません。

海にある昆布を個人の小さい船で船の上より、尽力で取り上げ大急ぎで海岸に持ち帰り、家族総出で干場と呼ばれる地面に並べて干されます。

天日だけで乾燥しない時には、機械乾燥にかけて見た目の美しい昆布を仕上げます。

昆布を採れる時にはできるだけたくさんの昆布を採っており、倉庫で山積みにして置き昆布の重さを中心にして、選別されます。

産地によって違いますが、1等より4~等に分けます。それ以下の昆布は加工用といって佃煮昆布などの原料に使われます。

昆布であればごみのようなものでも「くず」といって、業者が買い取ります。昆布生産者の方は取り上げた昆布はほぼ100%収入になります。

このように個人事業をしている限り、年々人件費が高騰してそれが昆布価格に大きく影響していると思います。

北海道で生産された昆布の使い道を、荒っぽく分けると「出し昆布」「佃煮昆布」「昆布加工品」になります。

今度は消費地の販売業者の姿勢です!!

バブル時代の面影を引きずっている最高級の昆布でないと美味しい料理ができないと、拘っておられるお店もまだ残っています!当然消費者の口に入る時の価格は無視ですね!

「出し昆布」「佃煮昆布」を大量に売っておられるところに多いですね!

僕はこれからの日本の昆布の時代は、これではいけないと思っています。

昆布にものすごく拘りがある方は、これまで通りでいいと思いますが、おおぜいの若い消費者の方には金額的な負担が大きいと思います。

選び方が難しく、値段が高く、和食にしか使えない「昆布」だったら、「昆布離れ」していくのは当然ですよね!

我々昆布業界も早くから気づいていましたが、現実を正視することが怖かったのです。

しかしこのままでは昆布業界自体が消滅してしてしまいます。

昆布水・名残り昆布・のカジュアルな使い方!

お肉の昆布締をして日本初の世界一美味しいお肉料理の発信!!

一番大切なことが「健康的な自然の食材」を業界あげて訴えていかないとだめだと思っています!!

まだまだ 先頭を走り続けますよ!!

 

 

 【 昆布水にはどんなお水が??? 】

まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水・「umami」を責任を持って伝えます。

僕は昆布革命を発見してから日本だけでなく、韓国・アメリカ・

台湾・ドバイ・アイルランドなどで500回近く「昆布会」を、させて頂いています。

ドバイでの昆布会
アメリカ・ブルックリンキッチンでの昆布会
アイルランド・ダブリンでの昆布会

「昆布会」と云うのは、7年目に僕が提唱しました昆布を1ミリに切っ

て、「UMAMI」水としての昆布水、出しガラはオリーブオイル漬

けなどにして使い切り、昆布の素晴らしさを皆様にお伝えする会の事です。

たくさんのマスコミに、昆布水として取りあげて頂いたおかげ

で、近頃は昆布の使い方が少しづつ変化して来ている様に思います。

関西テレビの取材

特に若い日本の人たちが、初めて昆布を使ったけれどもこれから

も使います。と言って下さる方がどんどん増えて来ています。

本当に嬉しくて嬉しくて、仕方ありません。感謝致しています。

その「昆布会」で必ず聞かれる、質問です。

兵庫県の調理師学校で生徒さんたちと

1・昆布革命(昆布水用昆布)の、産地は何処ですか?

2・昆布水に使うお水は、どんなお水を使えばいいのですか?

僕の答えは、昆布革命の原料は北海道産の昆布です。

「出し昆布」と書いて売っている物で、あれば何処の産地でもOK

お水については、先入観として軟水がいいのでは・・・・と、思

っていましたが「アナタのお気に入りのお水をお使い下さい」と答えてました。

自分自身で疑問を持ちましたので、試しにフランス産の軟水と硬

水を買って来て、全く同じ条件で昆布水にしていますが、今のと

ころ殆ど同じ様に感じます。

特にご飯を炊いたら、食べてもらった人の意見は半々に分かれました。

お料理にはたくさんの先入観が、あるのではないでしょうか?

僕は料理人でも料理研究家でもありません。

昆布屋ですので、あくまでも家庭料理の事ですが・・・・

但し 日本一昆布を愛している昆布屋と云う自負はあります。

先入観を持たずに、もう一度一から昆布を勉強しますね。

写真はいろいろなお水で実験中の昆布水です。