まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水・「umami」を責任を持って伝えます。
昆布の生産時期は毎年7月より10月の天気の良い日に収穫されます。
ほとんどの昆布産地でベテランの判断で、天候や波の高さを変えて昆布漁に出るかどうかを判断します。
昆布漁は明治時代に本格的に始まってから、現在までとは基本はほとんど変わっていません。
もちろん少し機械化が進み、乾燥機が導入されましたが、昆布漁師さんの働き方と関考え方は昔のままに近いです。
昆布生産者の皆さんは、ほとんどが個人事業主で漁漁組合での一貫した共同作業はどこも行われていません。
海にある昆布を個人の小さい船で船の上より、尽力で取り上げ大急ぎで海岸に持ち帰り、家族総出で干場と呼ばれる地面に並べて干されます。
天日だけで乾燥しない時には、機械乾燥にかけて見た目の美しい昆布を仕上げます。
昆布を採れる時にはできるだけたくさんの昆布を採っており、倉庫で山積みにして置き昆布の重さを中心にして、選別されます。
産地によって違いますが、1等より4~等に分けます。それ以下の昆布は加工用といって佃煮昆布などの原料に使われます。
昆布であればごみのようなものでも「くず」といって、業者が買い取ります。昆布生産者の方は取り上げた昆布はほぼ100%収入になります。
このように個人事業をしている限り、年々人件費が高騰してそれが昆布価格に大きく影響していると思います。
北海道で生産された昆布の使い道を、荒っぽく分けると「出し昆布」「佃煮昆布」「昆布加工品」になります。
今度は消費地の販売業者の姿勢です!!
バブル時代の面影を引きずっている最高級の昆布でないと美味しい料理ができないと、拘っておられるお店もまだ残っています!当然消費者の口に入る時の価格は無視ですね!
「出し昆布」「佃煮昆布」を大量に売っておられるところに多いですね!
僕はこれからの日本の昆布の時代は、これではいけないと思っています。
昆布にものすごく拘りがある方は、これまで通りでいいと思いますが、おおぜいの若い消費者の方には金額的な負担が大きいと思います。
選び方が難しく、値段が高く、和食にしか使えない「昆布」だったら、「昆布離れ」していくのは当然ですよね!
我々昆布業界も早くから気づいていましたが、現実を正視することが怖かったのです。
しかしこのままでは昆布業界自体が消滅してしてしまいます。
昆布水・名残り昆布・のカジュアルな使い方!
お肉の昆布締をして日本初の世界一美味しいお肉料理の発信!!
一番大切なことが「健康的な自然の食材」を業界あげて訴えていかないとだめだと思っています!!
まだまだ 先頭を走り続けますよ!!