【 昆布革命 昆布資料館!! 】
まいど!昆布おじさん喜多條清光です!
大阪・天満に小さいですが日本で一つだけの「昆布資料館」があります。
運営は僕と大阪一古い昆布問屋・段野昆布(株)の段野治雄さんの二人です。
段野さんは神戸大学卒業後、住友銀行に勤務され代々続く昆布問屋を引き継ぐために、
昆布業界に身を投じた方で昆布業界の良識と呼ばれています。
僕は昆布業界の異端児と呼ばれ、両極端の二人のはずですが、
なぜか馬が合い30年以上前より「天満の座市」「こんぶぶんこ」「平成こんぶ塾」などを、
一緒に取り組んで来ました。
「こんぶぶんこ」
年齢は段野さんが10歳上ですが、昆布業界歴は僕の方が長いです。
30年位前より北海道産の昆布生産量が年々減産になってきたころより、
二人顔を合わすと、
「このままで昆布業界大丈夫やろか?」
「僕らの世代で無くなってしまえへんやろか?」
すみません。大阪弁で書くと平仮名ばかりになって読みにくいですね!
どちらも戦前の大阪の昆布事情は知りません。
段野さんの会社は天保5年(1834年)創業ですが、
お父様からは詳しく戦前の昆布屋風景は聞いておられなかったそうです。
僕の会社は戦後の創業ですから、当然知りません。
そこで昭和の昆布屋さんがお元気な間にお話を聞いて、
本にしておこうと出版したのが「昆布売りでござる」です。
段野さんは大学時代に謡曲部に所属されており、
狂言に「昆布売り」があるのを知っておられ、そこより名前をお借りいたしました。