【 昆布革命 出汁部門最優秀賞受賞!! 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布について僕個人が責任を持って書いています!
第9回調味料選手権で「出汁部門」の最優秀賞を受賞いたしました。お盆前に数人の方より昆布革命を「調味料選手権」に、エントリーしてみたらどうかとお誘いいただきました。
僕は昆布革命こそ天才調味料だと思っていましたので、喜んでエントリーしてみました。最初は軽い気持ちでエントリーしたのですが、あとから聞くと大変厳しい審査のある選手権でした。
9月に書類選考の一次審査通過の通知が来ましたが、その時は今だから言えますが当然だと思っていました。そのあと10月に食味審査が有り二次審査通過の連絡が来ました。
エントリーシートを見直すと、最終審査には東京に行って食味審査を受けることが条件になっていました。
昨日東京・銀座にある東急ストアで400人以上の方と、特別審査員の方々の審査が有りました。
その結果想像もしなかった「出汁部門」最優秀賞を、受賞いたしました。まさか・まさかの喜びです!
【 昆布革命 メリット・デメリット!! 】
今回の受賞で一から昆布革命を考え直してみました。先日ブロブで「北海道産の昆布を細く切っただけの・・・」という僕にとっては最高の誉め言葉をいただきました。
昆布革命は上等の出し昆布を1ミリ幅に、切っただけで昆布です。1000年以上の歴史ある昆布食でも昆布革命の様に1ミリ幅に切って出し昆布として利用することは、僕の知っている範囲ではありませんでした。
1ミリの出し昆布を切るだけで、出し昆布の歴史が代わりました!(ちょっと自慢!)1ミリに切ることのメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
出汁成分の出かたが37%も多て早い!
通常2%必要な昆布の量が半分の1%でよい。(10gの昆布革命で、1リットルの昆布水はできます。)
使い方が簡単!
ブレンドできる!
出し殻昆布(名残り昆布)の利用ができる。
デメリット
1ミリに切るのが大変。
価格が少し割り高!
見た目の昆布感がない。
近所のお店に置いていない!(特に関東圏)
明日から一点ずつ解説いきますね!
【 昆布革命 昆布を1ミリに切るだけで! 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布について僕個人が責任を持って書いています。
沖縄の家庭料理に「クーブイリチー」が有ります。細切りにした昆布と豚肉・かまぼこを、炒め煮にしたもので今でも日常的に食べられています。
クーブは昆布のことを意味して、イリチーは炒め煮に事を言います。もちろん沖縄県では全く昆布は生産されませんが、江戸時代に現在の沖縄県(当時の琉球)を経由して、中国(当時の清国)に大量の昆布が密輸されていた歴史の名残で、今も沖縄県独特の昆布料理が郷土料理として残っています。
そのクーブ料理に使う昆布が、あまり出しの出ない長昆布の棹前昆布でした。僕は出しの良く出る北海道産の昆布を1ミリ幅にカットして出し用として使ってみたらビックリ!
平たいままで使うよりも37%も同じ条件で、「UMAMI」成分の出方が違うことが科学的に証明されました。ここから昆布革命の開発が始まりました!
【 昆布革命 出し昆布を使う量が半分でOK! 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水料理で日本の【味覚を初期化】しよう!
日本料理界での常識として、出し昆布はお水の2%でした。1リットルに対して20gの出し昆布と20gの鰹節を利用捨て、一番出しを引くことが当たり前でした。
ところが出し昆布を1ミリ幅に切るだけで(昆布革命)、半分の量、1リットルに10gの昆布で十分だとわかりました。
昆布の出しは表面からだけでなく、断面からも十分に出ることが証明されたのです!たった上等の北海道産の出し昆布を1ミリ幅に切るだけで、1000年以上の昆布利用の歴史が変わりました!
【 昆布革命 なんてったって簡単!! 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水料理で日本の【味覚を初期化】しよう!
上等の出し昆布を1ミリに切って10gの袋に入ったのが、昆布革命・上方仕立です。使い方はこれほど簡単なことはありません。用意するものは、昆布革命10g入り一袋・1リットル以上入るボトル・お水1リットルだけです。
昆布水専用ポットがIWAKIガラスさんより、発売されていますが特に昆布水ポットを使わなくても大丈夫ですよ!
もっとも昆布水ポットはとても優れもので、昆布を入れたかごの底が取り外し出来ます。おまけに耐熱ガラスだから高温でも平気です!
さて肝心の昆布水の作り方ですが、超簡単です!昆布革命10gを袋から出して、ポットに移しお水1リットルを注ぐだけです!
後は冷蔵庫で3時間置いておくだけだです。最近の調査では2時間でも十分に出しが出るといわれています。急がれるときは熱湯で3分で大丈夫ですよ!ただし出た灰汁取りは丁寧にお願いしますね!
使い方がお料理に使うお水の代わりに昆布水を使ってください‼和洋中全てのお料理に使えますよ!
【 昆布革命 名残り昆布 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水料理で日本の【味覚を初期化】しよう!
出し昆布が料理に使われだして1000年以上経つそうですが、出しを取った後の昆布はずっと「出し殻昆布」と呼ばれていました。
僕が昆布革命を発明したころも同じように、自分でも「出し殻昆布」と呼んでいましたし、たくさん出版していただいた昆布水レシピ本にも「出し殻昆布」と、書いています。
心の中ではずっといやだなぁと思っていたのですが、上手く表現できる言葉が見当たりませんでした。そこで担当していただいているKADOKAWAの、美人編集者の方に相談したところ「名残り昆布」と命名して下さました。
昆布革命は昆布水として飲む・料理に使うの二つの大きな意味がありますが、最大の特徴は名残り昆布がそのまま料理の具材に使えるサイズになっていることです。
今日の名残り昆布料理は最近流行の「ミルフェール鍋」です。
【 昆布革命 1ミリに切るのが大変!! 】
まいど!昆布水生みの親・昆布おじさん喜多條です。
昆布水料理で日本の【味覚を初期化】しよう!
日本中だけでなく外国にも何度も昆布の話を、させてもらいに呼んでいただきました。普通ならば経費を全て自己負担で行っても、昆布のお話を聞いてもらえるかどうかはわかりません。
それを遠くよりお声をかけていただき、昆布会をこれまでに300回以上は開いていただいたと思います。以前はお声がけいただくと曜日にかかわらず、お話に行っていたのですが、最近はよほどのことがない限り土日祭日のみに、引き受けさせていただいています。
お話が終わった後必ず質問が有ります。「昆布を細かく切ることはよくわかったのですが、ハサミで切ると指が痛くてたまりません。何かいい方法はありませんか?」
僕たち昆布屋は機械で簡単にきれいに切りますが、ご家庭ではなかなかそうはいきません。とても簡単な方法をお伝えしますね。
ご家庭にある出し昆布10g位を、お水1リットルくらいに5分ほど浸けて柔らかくしておき、その昆布を切れば指は痛くなりませんよ!そして切った昆布をもとにお水に戻しておけば、昆布水になります。
昆布水に使った昆布は名残り昆布としてもちろん使えますよ!